パーパスを設定する
近年、企業で採り入れられつつある「パーパス」。
企業の根本的な存在価値という意味合いです。
経営理念とどこが違うのか・・・経営理念はトップの経営への想いであり、未来にこうありたいという言葉、社内向けが一般的ですが、パーパスは社員全員が同じレベルで共有し、突き動かされるエモーショナルワードであり、今の自社/自分たちの在りようであり、社内とともに社外や社会に向けたメッセージです。
パーパスが注目されるようになった背景として、従来のターゲットは顧客や企業であり、提供すべきは彼らの満足を追求した商品やサービスであるのに対し、近年、社会課題も解決してくれる商品やサービスを選択する、SDGsに代表されるマーケットニーズの大きな転換が考えられます。
したがって企業の存在価値も「社会的」な存在価値を問われるようになり、パーパスは「企業の社会における根本的な存在価値」となり、社会課題の解決に企業の力点が移ってきています。パーパスは、企業に一貫性のある戦略と、スピーディーな遂行を可能にします。そして、企業価値の向上/ステークホルダーからの共感/社員の企業ロイヤリティが生まれる/ブランド力が高まる/革新的/斬新なアイデアが生まれるといった経営効果をもたらします。また、パ―パスのあるブランドは、ないブランドよりも4年間で20%も売り上げが伸びているという報告もなされています。SDGs/CSV経営を進めるにあたっては、パーパスを発掘し、これをコンセプトとしてSDGsの目標に向けて戦略と戦術を策定します。
パーパスの発掘手法も、当社のセミナーやワークショップで提供しています。
